fc2ブログ

2013祈念コンサート

2013年1月13日
祈念コンサート森下知子公演、無事終了しました。

1020人のお客様、本当にありがとうございました。
皆さんのお陰様で、最後の1音まで弾ききることが出来ました。
演奏後の皆さんの笑顔、拍手、
あの報酬があるからこそ頑張ってこれた訳です。

そう、最後の1音が消えるまで、幸せでした。


思い返せば一年前のこの演奏会、2012年1月14日、
この演奏が終わった後に待つ嫁さんの手術、
その結果次第では、もう楽器を吹けないことも覚悟するよう宣告されていました。
それも高い確率として。


覚悟しておいて下さい・・・って、
覚悟って・・・何よ?


演奏会の最後、あと1音、もしかしたら、この音が消えてしまったら、
もう2度と知子の音が聞けなくなるかもしれない。

でも、消えて欲しくない音が消えて、
目の前が真っ暗になって、
すごい拍手が舞台に降って来て、
泣きたくて、それでも笑って、必死で笑って、、、


みんなが帰って、誰もいなくなって、
車の中で二人、泣きました。



あれからちょうど1年、2013年1月13日、
その後は皆さんもご存知の通りです。

知子は左目と眼腱、瞼は失いました。
でも、楽器は吹けます。
幸い楽器を吹く事に必要な部分は、何一つ失いませんでした。
心も、体も、技術も、
演奏することを、舞台に上る事を望んでいてくれました。

有難い。
本当に有難い。



そして今年、昨年と同じ曲が最後の曲。
同じ最後の1音が消えていく時、
本当に幸せでした。



最後の挨拶のとき、お客様の一人が言われた一言、

「素敵な演奏が聴けて、私、生きていて良かった」

きっと、私達もこういう思いをしていなければ、
大げさなリップサービスと思ったことでしょう。
でも、今の私達には、決して大げさでない、本心の思いとして伝わってきます。


ありがとうございます。
私達は、これからも頑張れます。

皆様に暖かい気持ちになっていただけるよう
これからも一音一音に心を込めて、
皆様をお迎えいたします。

皆様、寒い中本当にありがとうございました。
次回も全力で頑張ります!
また是非、いらしてくださいませ。



次回の祈念コンサート「森下知子公演」は4/28(日)夜
「トゥジュール・サクソフォン クァルテット公演」は5/5(日)夜
※5/5は昼の部「ガラコンサート」にも少し登場します。
「ベルステラ公演」は5/11(土)昼

それぞれ、アミティでの最終公演です。

お申し込み:往復はがきに「〒住所:氏名(返信用にも):年齢:職業:電話番号:コンサート名を書いて、
649-6246 和歌山県岩出市吉田68-11 松田一広 宛て、 まで早めにお申し込み下さい。



















スポンサーサイト



祈念コンサート

1000人ものお客様に囲まれての、暖かい演奏会、無事終わりました。

嫁さんの闘病、
痛みや恐怖、挫折感、
そんなもの何も無かったかのように乗り越えて生まれてくる音。
もうこの音を聴けなくなる事も覚悟した事、一度や二度ではない。
でも、彼女なら、乗り越えてくれる。
そんな私の一方的な希望だか願望だかに、
しっかりと応えてくれた彼女の精神力。

すごいなぁ。。。
ああ、、、知子の音だ、、、
私はこの音、やっぱり好きなんだよなぁ。。。

当たり前のようにいつも傍で聴いていて、
当たり前のようにいつも一緒に音を出して、
当たり前が当たり前になっていたんですよね。

ああ、、、いい音。
ずっと聴いていたい。

鳴り止まない拍手に、
皆さんもそう思うんですよね?

良かった、私もです。
私も、もっと聴きたいです。




トゥジュール。

いつも。
いつまでも。

いい名前です。

本当にこのチームに関われて幸せだなと、
心から感じた演奏会でした。

いつも、いつまでも、このメンバーで音楽したいなぁ。。。


トゥジュールの皆さん、
本当にありがとう。
無理難題をこなしてくれた皆さんに感謝。


お客様、暖かいご声援、本当にありがとうございました。
あの拍手と、お客様のあの笑顔があれば、
私たちはこれからも頑張れます。

頑張ります。
ありがとうございました。

主催の松田さん、本当にお疲れ様でした。
素敵な機会をいつもありがとうございます。


皆様に感謝。
今日に感謝。



追記:
現在AM9:00

昨日の終演後から、結局、頭が冴えてしまって寝ていません。
しんどいのに、疲れてるのに、
でも、余韻が残っていて。。。

嫁さんは熟睡。
大物はやっぱちゃいますー。


さて、ようやく眠くなってきたかも。
ビールでも飲んで、ねるとしますか。
おやすみなさい。

寝れるかな・・・

たんと音楽教室発表会

7/24は、私と嫁さんの門下発表会。
60組の出演チーム・個人、総計6時間コース(その間休憩10分を2回)!
同じ人が楽器を替え編成を替え何回も出るので、
参加者数は出場枠数に比べてそんなに多くはない。
でも合奏チームやサークルのメンバーも加えるので、
演目数は87曲、
生徒を含んだお客様数は相当のボリュームになる。
開演前の客席見て、

おおおおお~~~~、入ったなぁ~~~~

いや、これって、結構緊張するんとちゃうの?大丈夫か?皆さん?


などという考えは杞憂でした。

皆さん、本当に楽しそうに(ここ重要!!)、真剣に!演奏してくれていました。
レッスン中に伝えた事を、一人一人が、
それはもう一生懸命表現しようと音楽してました。
それはもう、お客様もみんな分かってくれてます。
発表会で、最後の音が消える前に拍手が来るのってウチとこだけとちゃうか(笑)。
静か~な曲では最後の音の余韻があじわってから「う~~~ん!」という声。
かわいらしい笑顔には笑い声の拍手。
うーん、幸せだ。
演奏者も幸せ。
きっとお客様も楽しかっただろう。
顔を見りゃ分かる。
(長時間で疲れているという顔ももちろろんあり(^^; )

幸せな6時間。
演奏者に感謝。
お客様に感謝。
素敵な曲に感謝。

これだけのメンバーが私達の門を叩いてくれた事に、
そして、私達にずっとついて来てくれた事に感謝。

それを裏切らないよう、私達もこれからも全力で。





・・・余禄。

当日朝5時に進行資料作成終了。
2時間は確実に寝たいのでビールを一気飲み。
まだ寝れそうに無いのでもう1本。
酔いが廻りやすい様に腕立て伏せを。後の記憶無し。

7時起きる。
早速28組分の伴奏37曲が頭の中で鳴り捲る。
9時リハーサル。
1000円栄養ドリンク体内注入。
休み無しで12時15分リハーサル終了。
5分で着替え。
12時25分には司会スタート。
自由時間5分。
どうする?飯か!?トイレか!?タバコか!!??

やはりこれは外せません。煙が私を呼んでいる。
会場外までダッシュ。
栄養ドリンクが効いてる。喫煙所まで猛ダッシュ。
残り4分。ライター不調、中々火がつかない。
ジッ!ジッ!ジッ!ジッ!ジッ!ジッ!ジ・ジ・ジ・ジ・・・・つかない。

あせるな俺!
ライターあっためて、ガスがたまるのを待って、
待って、、、待って、、、、、待って・・・・

点火ぁ!!!ついたぁぁぁ!!!!!!!!


ようやくの一ふかし、勝利の味がした。

時計を見る。12:23分。
まだタバコ吸う部分半分は残ってる。でももう会場に戻らないと。
でも値上げで1本20円、勿体無い。
スパッ、ふーっ、スパッ、ふーっ、スパッ、ふーっ・・・・

10回ほどやり、気持ち悪くなる。
生徒さんの中にタバコ仲間いない。
かなりむなしい。
でも止めない。


ダッシュで戻る。

12:25、開演前にご挨拶。
挨拶終わって、まもなく開演!って、あれ?

相方の嫁さんいない。どこ?
探す。いた。

バナナ食ってる。
もう開演時間です。
口に入ってる。
開演時間だってば!
もぐもぐしてる。
まだ無理?開演押すの?

たぼ「もうちょっとお待ち下さい」

って、あれ?舞台のスポット入ってないやん?なんで?

たぼ「スポットついてません」
スタッフ「はーい、今から行きます~」
今から事務室から来るって?
おいおい、結局さらに押しかいな。

なんだ、もっとゆっくり吸っててよかったのね。

(結局、10分2本の中休み、
選択はトイレでも食事でもなく、モクモクでした。)


大概しんどいコンサートには慣れているけど、
年1回これほどキツイやつはない。
家に帰ってからは本当に意識が無い。

やる前は「もう無理!もうこれで最後!」って思ってたのに、
生徒さんの本気の演奏を聴いてると本当にあったかい気持ちになるのだ。
なんだろう、そんなに真剣に弾いてもらえる曲って、幸せだよなぁ。

この感覚、トゥジュールのメンバーに、自分の曲を演奏してもらっている時の気分に似ている。

だから、全曲、自分も一緒に演奏してしまうのだ。
だから楽しい!だからキツイ!
そう、これを乗り越えると怖いものは何もない。
まさに無敵(精神的には・・・・ですよ(^^; )状態、鍛えられます。
もう何でも来~い!!

とりあえずは今日は、今日くらいは、海よりも深く寝るぞ~と布団へ。

なのに・・・



朝6時、娘の「ぷっ!プッ!ぷりきゅ!あっ!」の絶叫で目覚める。

俺の休日。。。。。

その時の心境はこんな感じ。


http://youtu.be/8HV23ThBo04

阪神大震災復興祈念コンサート

1/17、何とか今日中に書きたかった日記です。間に合いました。


1/15は阪神大震災復興祈念コンサート~森下知子ニューイヤーコンサートでした。
氷点下の気温の中、800人のお客様にお越しいただき、
暖かい笑顔と拍手に迎えられて、とてもたくさんの勇気をいただきました。
お蔭様で気持ちの良い演奏をする事ができました。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。



震災復興祈念として開催されるこのコンサート、
被災していない私達にできる事は何か、伝えるべき事は何か、
全ての公演で考えない時はありませんが、
特に、1月の開催の時はその思いが強くなります。

お客さんが何を求めてこの公演に来られているのか、
お客さんの思いに応えられているのか、
押し付けになってはいまいか、
震災を実際に体験していない私達が語る言葉や音楽が、
お客さんを傷つけるような事はないのか、
考えれば考えるほど怖い、逃げ出したくなる気持ちに襲われるこの1月の祈念コンサート。

本当に言葉にならない思いが渦巻く中の演奏でした。


最善が何か、答えなどわかるはずもありませんが、
私達に今出来る最善を出そうと、渾身の演奏でつくりあげた公演でした。
皆様にはどのように伝わりましたでしょうか。

またアンケートなどお寄せいただければ光栄です。




今回は準備の方もそれはもう大変(^^;
12/23のベルステラ、トゥジュール公演を終えてから編曲作業開始し、
他にも年末〆の作業が2本、
作業中に何度か鼻血が出ました(笑)

でも、それ以上に大変だったのが我が嫁さんの方でしょうね。
上がった楽譜を練習してもらっても、演奏後すぐに駄目出しされる(編曲を)と一から作り直しですからね。
でもそれを文句一つ言わずに、もう一度一から練習し直してくれるのが我が相棒。
結局、「カルメンファンタジー」は4作目で、
音楽玉手箱に至っては6作目で、ようやく自身のOKがでたわけで。
振り返ってみたら、1作目とは影も形も違う曲になっている。
毎度ながら、ご迷惑をおかけしてますっちゅうか、
ありがたいこっちゃです、感謝してますよ、うん。



ようやく、ゆっくりと寝れそうです。
また次に向けてエネルギーを蓄えて、
良い公演が出来るように精進いたします。



阪神大震災復興祈念コンサート。
ご来場の皆様に、少しでも暖かい気持ちになって頂けます事を願って・・・・・。





新年おめでとうございます

皆様、新年明けましておめでとうございます!
旧年中はお蔭様で大勢のお客様にご声援頂き、
全ての公演で気持ちの良い演奏をさせていただく事ができました。
まあ、もちろん、1公演骨折でキャンセルもありましたし、
11月12月で20公演集中するとか、
思い通りにならない事も多々ありましたが、
それでもやはり乗り切れた事は全てが自信になります。
今年も目一杯全公演全力でがんばりますので、
皆様ご声援宜しくお願いいたします。

1月の初公演は1/15震災復興祈念コンサート「森下知子ニューイヤーコンサート」から!
皆様のご応募、おまちしております(^^)/

【震災復興祈念コンサート】森下知子ニューイヤーコンサート
2011.1/15(土)18:00~
場所:西宮アミティホール(大ホール)
阪神西宮より徒歩5分
出演:森下知子(オカリナ・サックス)、大島忠則(ピアノ・アレンジ)、薮田唯(ピアノ・特別出演)

入場料:カンパ形式
曲目: カルメン・オカリナファンタジー、ジュピター、太陽がいっぱい、夜桜お七、イトゥラルデ/ギリシャ組曲より、スカボローフェア、チャップリン・メモリー、そして神戸、The Rose、懐かしの音楽玉手箱 他
●往復はがきに〒住所・氏名(返信用も)電話番号・コンサート名と日時を書き、〒649-6246和歌山県岩出市吉田68-11松田一広宛へ。公演の五日前必着。二名様ご招待いたします。

祈念コンサートご案内

トゥジュール・サクソフォン クァルテットのコンサート案内です。
恒例の西宮アミティでの震災復興祈念コンサート、今回はクリスマス!ということでクリスマスソングをたっぷりお聞かせいたしますよ♪
入場整理券は、往復ハガキでのご応募の他、下記よりダウンロードも出来ます。(※今回からは入場整理券をお持ちで無いとご入場いただけなくなりますのでご了承下さいませ)。
新アレンジも制作快調!?迷走!?お楽しみに(^^)/

ぜひぜひ皆様お誘いあわせの上、おいでくださいませ。



【震災復興祈念コンサート】~サックスでクリスマス!~

■日時:12/23(木・祝)18:15~
■場所:西宮アミティホール 阪神西宮より徒歩5分
■出演:
トゥジュール・サクソフォン クァルテット(辻本剛志(SS)、森下知子(AS)、岩本雄太(TS)、山添悟(BS))
大島忠則(ピアノ・編曲)

■入場料:カンパ形式

■プログラム:
ロウ/踊り明かそう、ジョン・レノン/ハッピークリスマス、メル・トーメ/ザ・クリスマスソング、戦場のメリークリスマス、いつかのメリークリスマス、冬のソナタより「最初から今まで」、ブランデーグラス、プッチーニ/誰も寝てはならぬ、ヴェロンヌ/アンダルシアの騎士、アメイジンググレイス、和泉宏隆/宝島、大島忠則・編/SMAP!ノンストップ!、大島忠則・編/誘い誘われ!ぶらり日本縦断の旅!、ロイドウェッバー/オペラ座の怪人、他

●往復はがきに〒住所・氏名(返信用も)電話番号・コンサート名と日時を書き、〒649-6246和歌山県岩出市吉田68-11松田一広宛へ。公演の五日前必着。二名様ご招待いたします。

以下にカラーチラシと招待状がございます!

 サックスでリラックス!チラシ
   http://duo-tanto.com/toujours/20101223flyer.doc

 サックスでリラックス!招待状
   http://duo-tanto.com/toujours/20101223syotai.doc

いずれもword形式にて保存しています。ダウンロード後プリントアウトしてご使用くださいませ。
また、こちらの招待状を持参の上でご来場いただける際には、メールにて私どもにご一報いただきますようお願い申し上げます。(座席数を把握する為です、どうかご協力お願いいたします)
その際、過去のトゥジュールとの関係(「どんな演奏会に行った」とか、「誰々のファン」といった内輪話)をお書きくださいますと嬉しいです。
もちろん、お初の方も大歓迎!その旨書いてくだされば、熱烈なお返事をお出しいたします(笑)
お名前だけですと、何処で知ってくださったお客様なのかが分かりませんので・・・・。
お問い合わせ下さった皆様をより身近に感じる為にも、
是非とも宜しくお願いします(^^)/

弾けるって幸せ!

手、大分治ってきました。痛みもほとんど無し。
ピアノ封印という禁欲生活からようやく脱出です。
皆さん、ご心配おかけいたしました

で、包帯はずして嫁さんに「細なってもうた。。。。。」と見せたら、

「元からやん、変わらんやん」と一蹴。

そういわれればそんな気がする。

私は単純なんです、はい。

21日公演からちゃんと全曲弾きますよ!全開で!!

楽しみにしておって下さいませ(^^)/


さて、復帰祝いにこんなものを。






オカリナ伴奏なのに全開です。

タノシ~~っ!!!

※伴奏譜は作成しておりません

お知らせとお詫び

私、大島忠則は昨日、左手首を剥離骨折させてしまいました。
この事により、
10月9日にドルチェ・アーティストサロンにて開催されます「Duo Sax ~ 田端直美&陣内亜紀子」コンサートの伴奏としての出演が出来なくなりました。

伴奏共演を別の方にやっていただく事で動いておりますので、
演奏会そのものは開催されます事をご報告いたします。

関係者やお客様には多大なるご迷惑をおかけいたしました事をお詫びいたします。

取り急ぎのご報告まで。

さかむけ

行ってきました!家族旅行(^^)/

・・・のネタはおいおい書くとして、

とりあえず、今日の一ネタ。



4歳の娘の「おと~さーん!ちょーーっとき~~て~~~!さかむけできた~~~!」

そんなもん、ほっとけ。
お父ちゃんの指にもいっぱいあんでぇ。
ほっとけほっとけ

娘「さ~か~む~け~~~~おとーーーさーーーーーん!」

だからほっとけって!

娘「おと~さ~~~~~ん!はーーやーーくーーきーーて~~~~~!さーーーーーかーーーーむーーーーけ~~~~~~~~」

何なんや、いったい




娘「ほら~~~~~~~~~~~、さ~~~~か~~~~~む~~~~~け~~~~~」












「逆立ち」やがな!

純愛

嫁さん子供が実家に帰っていた一昨日、
夜遅く、一人牛丼を食べに行った。


一人で黙々と大盛りつゆだくを食べている私のとなり、
カウンター席にとっくの昔に食べ終えた一人の青年。
中々帰らない。
恐る恐る・・・・「あの~、お茶お願いします~~~」
女の子店員が「はーい!」
でも持ってきたのは若い男性店員。
客、なんか不機嫌そう。
飲んだ。からっぽ。
でも帰らない。
あんた、ワシが来る前からカラのどんぶりおいてたよね。
まだ帰らないの?

しばらくしてカウンター担当の男性がドライブスルーに呼び出され、代わりに若い女の子がレジ、受付近くに入ってきた。

その瞬間、隣の青年立つ!
青年「あっ、すいません!勘定、お願いします!」
女の子店員「はーい!」

女の子店員「ありがとうございます!○○○円です。」
青年「・・・・さっ、財布が引っかかってしまって、中々出てこないなぁ。。。」

・・・・・???? もしかして食い逃げか?
写メ撮っといたろか?

青年「あの・・・あれですね、ここのところ毎日見かけますよね?」
女の子店員「・・・はい?」
青年「あっ、いえ、○○(女の子のネームプレート付けてる)さんです」
女の子店員「私ですか?そうですね~、毎日ですよ、このところずっと。お客様(の方)も最近毎日来られてますよね。」

・・・えっ、牛丼屋にか?毎日?
おいおいおいおいおい、漫画じゃあるまいし、
これって、まさか女の子目当て?
おいおいおいおいおい・・・・いや~こんなの初めての遭遇!
何せ自分のカウンター席、レジのすぐ隣だから丸聞こえ!
青年はなんかおとなしい感じの25、6くらいか?
男性店員がお茶を持ってきた時の殺気(笑)が信じられないくらい、
草食系?な感じで、モサくはない。
好青年?と言えるか。
対する女の子店員、こちらはちょっと天然系か。
でも明るい元気そうな笑顔がかわいらしいポニーテールの女の子。
10代?ではないよなぁ。もうちょっと上かな。

青年君には悪いけど、話は全て聞かせてもらおう!
おっちゃん、興味あんねん(笑)。
で?それからそれから?

青年「いや~、僕、牛丼大好きなんです!」

吹いてはいけない!冷静に食べ続けるのだ!たぼ!
いや、ワシも牛丼好きよ~。
嫁さんと付き合い出した頃、3日連続で吉野家行った事があるくらい。
でも、3日目に「もういい加減にして」といやな顔をされた事があるくらいだ。


女の子店員「・・・・よっぽどお好きなんですね!」

おっ?これは予想外の反応。
怪訝そうな反応でもあるかと思ったけど、どうやら暖かい雰囲気の受け応え。
あまりも当方との距離が近すぎて、
そっと表情を見たとしてもバレソウナノデ、
ここは聞いてないふりして黙々と食べ続ける。

青年「ええっ!大好きです!」
青年「あのっ、明日も入ります?」

女の子店員「ええっ、明日も明後日も、入りますよ」
青年「また明日も来ますね!」

女の子店員「はい。どうもありがとうございました!またいらして下さいませ!」


これって、脈有りなんだろうなぁ。。。。。
そっか、こういう事が現実にあるんだ。
まぁ、ワシも嫁さん口説いたときはこんなんだったんかなぁ。。。。

ちょっと幸せな気分。





女の子店員「・・・・・・かつ君(仮名)、あの人また来るって。」
男性店員「ま・・・・・ええんちゃうか?・・・・まっ、(何かあっても)俺が帰りお前送ったるから」
女の子店員「かつ君(仮名)、何時あがり?」
男性店員「お前と同じ(笑)!」
女の子店員「でも、これって看板娘ってやつとちゃうのん?私!」
男性店員「何でやねん・・・お前うんにゃらこんにゃら・・・」

ここから先は奥に入って行って聞こえなかったが・・・・
客、まだワシがいてます。

・・・・とりあえず、事件にならない様にだけは祈っといてあげる。。



なんだろう。。。。
一連の2役の会話を、同じテンション・同じ笑顔で喋る女の子に、
とてつもなく怖さを感じたたぼたぼでした。




・・・・青年、牛丼の食いすぎは体に悪いぞ。
もうやめとけ。

プロフィール

tabo

Author:tabo
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード